ネタバレ
ソフィーの世界をよみました。
私はおそらく人と違うところに着目しています。また喉を痛めバイタリティを失っていたため本来の力で読めていないと思いますが、それでも収穫があったように思います。
○少佐から逃げる
ソフィーと哲学の先生は少佐からの監視から逃れるためにあることをしました。私は人の思考やありきたりな思考をなるべく排除していくことは少佐の監視から逃れることを比喩して読みました。
既存や他人などの思考に私の自由はないからです。このことからやはり、唯一の思考をするために何をしなければいけないのか?を考えさせられました。
○見えない世界
最後は正直良く分かりませんでしたが、とてもロマンティックなラストでした。本の中の世界が実は本当の世界で…そんな見方もできるんでしょうか?
物語を通して目に見えることに捉われないように…とありましたので、何かのメッセージかもしれません。
○哲学の歴史
西洋の哲学史の勉強にらなります。終盤哲学が成熟してきたら芸術や美術が開花しました。ルネサンス期です。
芸術や美術で心酔しトランスのように神の領域に近づく確かにルネサンスはそういった時代だったようです…
私も沢山の読者のあと、ガンプラで創作活動をはじめましたが、没頭するのが心地よく確かに浸っていました。
作中、芸術や美術の後の現代哲学は端折られました。読者へのメッセージで各自先人の哲学を参考に疑問を持っていきてほしいと作者の願いがありました。
○流されない
ソフィーの世界でも現実として流されない生き方が望ましいとありました。
物事に注意深く、目の前で起こっている真実を追求していくのが哲学だと…
作中、2人は少佐から操られていましたが、それに気がついて自由になる方法を考え出し、最後に見事に自由になりました。
私たちの世界が果たしてどうなっているかはやはり私たち自身の手で見破らないといけません。多くのヒントがありました。
○まとめ
読み終えて、目の前の事象に囚われないとはどういうことでしょうか?
忘れていましたが、私たち人間は数秒遅れた目から映像や耳から聞こえる音でしか認知していません。すべては先に潜在意識が処理しているのでした。
なので、目の前で起こっていることは繰り返しになりますが、すでに過去のことであり、厳密にいうと私たちは過去の映像をあたかもリアルに体感しているのでした。
まずは認識を正しくするならば、そういうことになるのです。
では
私たちにできることはどんなことでしょうか?それは結果から得られたものからフィードバックして今後自分の理想どおりな展開になるように仕向けるしかないのです。。
現在私は禁欲をしていますが、禁欲は難しい膨大な計算をしてくれて、大概が満足いく結果をもたらせてくれます。
おそらく潜在意識毎書き換える作業になりますが、間違いなく良くなるはずであります。
禁欲を続けることは大変辛い作業になりますが、因果律に基づいて人間本来の幸せを必ず運んでくれるのです。私たちはどんな些細なことでも気が付かなければなりません。必ずギフトがあるからです。
最後に【理性】の説明がありました。
理性は時代時代で意味が違って正しい理性というものは存在しないという結論でした。
分かりやすい説明で納得でした。
私がいう理性は結局のところ【都合や便宜上】になってしまいそうです…
ただそうは言っても私が【生きたい!】という思いもやはり【理性】だと思いますので、理性について改めて勉強していくのと疑問を持って考えていければいいなあと思いました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
おしまい。