森羅万象をゆく。

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老子 タオコード③

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 みなさん。

こんばんは。

 

本日は、老子のタオコードの魅力を感じてもらうべくそのあり様をそのまま記事にし

ていきたいと思います。

 

古代文明の片鱗が感じられる村が中国の奥深くにあります。

 

それは、老子のタオ・コードを脈々と引継ぎ現在に至ります。

 

作者がそこで感じたこと、教わったことこそがタオでありました。

 

 

※参考記事

tsuyokidego.hatenadiary.com

tsuyokidego.hatenadiary.com

 

 

M老人の村(タオの歴史を引き継ぐ村)

誰をとっても深い洞察力と物事の観察力をもっていた。

 

まるでテレパシーでも使っているかのように。

 

わずかな一挙一動で私の思っていることを見抜き、過去の体験さえも探り当てる彼女

たちの機敏な観察力は、文明社会の老人たちとはまるで違っていた。

 

 

ほとんどジャングルと言ってもいい森の中を2・30分歩いたが、その途中、小さな滝

で水遊びをしていた10歳前後の少女たち3人に出会った。

 

この少女たちに私は強烈な印象を受けた。

 

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一番年上に見える少女は、子供でありながら、落ち着いた豊かな母性を感じさせる目

が印象的であった。

まるで、私を包み込むようにやさしい。

何の束縛も知らないその目を見ると、逆に私自身の心がいかに自由でないかを感じず

にはいられなかった。

 

もう一人は、お茶目で人懐こい感じの子であるが、同時に非常に知的な目をしていた。

知性の高さを感じさせるクリっとした賢そうな目に私は引き付けられた。

 

もう一人は、大変おしゃれに私の目には見えた。きれいな生花が髪に留められてい

て、まるで想像上の楽園の存在ででもあるかのように彼女の姿はジャングルに溶け

合っていた。顔も他の二人同様、極めて端正で清潔感があった。

 

そして何よりも彼女たちの豊かな表情に驚かされた。

 

人間の顔は、その人の育った背景を一瞬で伝えるのだと、この時思った。

楽しそうな無邪気な目の表情は、単にかわいいだけでなく、私をあらゆる束縛から解

き放つかのようでさえあった。

 

こんなに澄んだ目を私はみたことがあっただろうか。

 

彼女たちの存在は、神話世界に紛れ込んだかのような錯覚に私を引き込んだ。

 


 

 

 

と。

 

あります。

 

この村には文明が存在していません。

 

すべての人々が自由なんです。

 

老子文明社会に警笛を鳴らしていました。

 

表向きには文明を批判できず、タオ・コードとして本来の人間のあるべき理想を追求

していました。

 

本来、どんな人間も魅力的であります。

 

文明社会に染まり、堕落し、人は自分を見失っています…