森羅万象をゆく。

今日もありがとう。「今」と「中心」に生きる。

人生は逆説の法則に貫かれている

得る者は失い

与える者は得る

高くする者は低くされ

低くする者は高くされる

 

 

聖書の中のキリストの言葉は、老子と共通するものが多い。

キリストは、「自らを低くする者は高くされる」と言い、老子は、「柔弱なる者は最も強い」「真の王者はよくへりくだる」と言った。キリストは、「幼な子は天国に一番近い」と言い、老子は「赤子は、Taoに一番近い」とも言っている。

 

水が低きに流れるように、人間もそうあるべきだと老子は言う。

 

水は、その謙虚さ、柔弱さゆえに、万物の中で最も強いと老子は言うのである。

彼は、他の何よりも水の精を範とし、水の精を導き手としている。

水の精はすべての精たちを陰で支える精霊界の最大の奉仕者である。

 

彼が女性性や谷をたとえに用いるのも、その裏には水の精への認識がある。

水の精はまた、聖性の精でもあるのである。

 

水のようになるとは、謙虚にふるまうことではなく、謙虚な心になることだ。

難しければ、天を意識しよう。天に導かれる時、人は真に謙虚となる。

そうなって、人は他者に振り回されることのない自己が確立される。

 

自尊心で生きる間は、個であるがゆえに、個に振り回せれるのである。

 

 

となります。

いかがでしたか?

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