逆から考えてみよう。
快の反対は不快である。イライラする、嫌いだ、憎たらしい、不満だ、不安だ、損をした等々。
こうした不快の感情にある時、人は本来の才能を発揮できない。
心はイライラする対象にとらわれ、憎たらしい相手を連想し、嫌なことで頭が一杯になり、才能や感性に最も不可欠な高度な集中からひとを引き離す。
学年最下位の成績の中学生が、数か月で学年トップになった事例がある。
彼の能力向上は、ある一つの趣味に没頭することで、快の精神状態となった結果であった。快の心に自ら保つことを体験的に学んだ彼は、大人になってツキまくりの人生を歩んでいる。
快を保つとは、実際には、快となる行為を選択し続けることであり、その行為が潜在能力をさらに引き出すのである。
このたった一つの違いだけで、人間の能力も運気も、180℃変わってしまう。
人間の能力ははかりしれない。それを使いこなせるかどうかのカギは、快にある。
この快という働きは、性以前の宇宙的性エネルギーよって発露する、存在というものがもつ、最も確かな見えざる導きだ。
となります。
いかがでしたか?