森羅万象をゆく。

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ナポレオン・ヒル 悪魔を出し抜け!①

                ー 序 ー

               もうひとりの自分

 

私の中から命じる声が聞こえてきた。それが何かと聞かれれば、私には「思考」としか答えようがない。

幸福を見つける唯一の方法は、他者が幸せを見つける手助けをすること。

苦しみに見えるものが実はだということ。

 

「これは試練だ。これまでおまえがいくつもの貧困と屈辱に見舞われてきたのは、もう一人の自分をみつけさせるためだったのだ。」

 

人が「もうひとりの自分」を見つけるのは、たいてい何らかの危機的状況に陥って、それまでの習慣を変えたり、その逆境からなんとか抜け出そうと頭を悩ませざるを得なくなった時だと。

 

 

 

①もうひとりの自分の命令に従う

おまえの体の中には二つの存在があることを理解するのだ。

おまえのみならず、この世のすべての人間はみなこの二つの互いに似通った存在からなっている。

〇一方の存在は恐れる心に動かされ、それに反応する。

〇もう一方は信じる心に動かされ、それに反応する。

 

恐怖に動かされていた「古い自分」はしんでしまった訳ではない。一時的に失脚しているだけだ。

そして、おまえのいくところにはどこにでもついていき、支配の座を奪還する機会を狙うだろう。

 

恐怖の存在がおまえをコントロールできるのは、おまえの思考を通してだけだ。

 

このことを肝に銘じ、しっかりと心の扉を閉めておくように。

そして、さまざまな方法でおまえに限界をもたらそうとするあらゆる思考の侵入を防ぐのだ。

そうしている限り、おまえは安全でいることができる。

 

理解しておかなければならないことは、いまおまえの体を支配している信念の存在は、決して奇跡を起こしたりはしないということだ。

同様に。それは大自然の法則に反することもしない。

信念の存在が支配権を握っている限り。それはおまえの呼びかけに応じ、おまえを導く。

それは思考のひらめきという形で現れ、最も論理的かつその状況に最もふさわしい媒体を通して、おまえの計画を実現する手助けをしてくれるだろう。

 

何よりも強く心に留めておかなければならないことは、おまえの「もうひとりの自分」は、決しておまえの代わりに何かをしてくれるわけではないということだ。

それは、おまえが自分の目標を自らの手で達成するために、さまざまな情報をもって導いてくれるだけなのだ。

 

通常の場合、「もうひとりの自分」などという話は決して出してはならない。

 

もしこの指示を守らないようであれば、その時は一時的な敗北に見舞われることになるだろう。

 

おまえが願っている限り、今後も「もうひとりの自分」が支配権を握り、おまえを導き続ける。

疑い・恐れ・不安。そして限界をもたらすあらゆる思考は頭の外に追いやるように。

 

おまえはこれから自分の自由意志に基づき行動する。

それは「もうひとりの自分」を見つけるまでと何ら変わらない。

肉体的にも。これまでとまったく同じだ。

 

したがって、おまえの中で起こった変化に気づく者はだれもいない。

 

 

 

②偉大なちから

間違いなく、そのとき私は生まれ変わった。

あらゆる恐れが私から消えていき、かわりにそれまで一度も感じたことない勇気が私を満たした。

・自分の限界は自分で作り上げていることに気づく。

・一時的な敗北はあっても永久に敗北することはない。

・「失敗」は実は恵であったことに気づく。

・どんな難しそうに見える問題にも、必ず解決策はあることに気づく。

・一つの経験から必ず二つのことがもたらされると気づく。苦しみとそこからもたらされる知識。

など。

 

③何かを手に入れたいのなら、まずは与えることが大切だ

とても乗り越えられそうにないような困難に直面した時でも、その気になりさえすれば、自分の事をいったん忘れ、もっと過酷な境遇にある人に手を差し伸べることで、自分の困難もうまく克服することができるようになる。

 

 

④新しい祈り方

ほしいものをあれこれとねだるのではなく、すでに持っているものを自分が無駄にしないようにと祈る。

 

 

⑤成功はいつも信念から生まれる

「もうひとりの自分」に身をゆだねることを知っている人間に、不可能なことは一つもない。人が本当だと思ったことは、すべて本当になるのだ。

祈りとは、思考の解放だ。

声に出されることもあれば、そうでないこともある。

経験からいうと、どちらも効果の点では同じだ。また、その祈りが効くかどうかは、その人の心の状態に左右されるように思う。

 

信念を持つと、人は第六感への扉が開き、そこを通してパワーと情報を得られるようになる。それらは、五感からはとうてい感知することのできないものだ。

第六感がさらに研ぎ澄まされてくると、それまで知らなかった不思議な力が現れて、あなたを助け、あなたの言うことを何でも聞いてくれるようになる。

それは、言わば、いつでもあなたのために「叡智の殿堂」の扉をあけてくれる守護神のようなものだ。

 

第六感は、私にとってはほとんど奇跡のようなものだ。おそらくは、その原理がよく分かっていないため、奇跡のように見えてしまうだろう。

しかし、これだけは確かだ。つまり、

 

すべての物質の元となる原子には1つの力(叡智)が充満していて、さらには人間が感知することのできるすべてのエネルギーも内包している。

 

その叡智つまり、「無限の知性」により、どんぐりは樫の大木へと成長し、水は重力の法則に従って低地へと流れ、昼の後には夜が、冬のあとには夏がやってくる。

 

あらゆるものが、位置を変えることも、互いの関係を崩すこともない。

 

そして、その同じ「無限の知性」が人間の願望を現実の形あるものに変えるのだ。

 

 

となります。

これは「悪魔を出し抜け!」の著者ナポレオン・ヒル氏の実体験を基にして学んだことである。ということです。

いかがでしたか?

 

 

まとめ

わたしはこの「悪魔を出し抜け!」に出会って、性エネルギーのヒントを得ました。

また性エネルギーを活用できるようになってからはヒル先生の言っていることのほとんどがこの性エネルギーというものがベースにあってのお話となることに気づきました。

また、この著書を読み進めることは同時に性エネルギーを取得・管理していくヒントも凝縮されていることに気づきました。

ですが、この著書では肝心の性エネルギーということについてはほんのさわり程度しか出てきていません。

なんぞや?と思う読者の方々も多いのではないでしょうか?

宇宙の叡智を理解できる者は、いずれ偉大な力を存分に発揮できるのではないでしょうか?

 

つづく・・・

 

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