森羅万象をゆく。

今日もありがとう。「今」と「中心」に生きる。

老子

ただそこにいるだけで 至福が湧き起こらぬのであれば 天の領域から離れている

イライラする時に心を平安にと言ってもなかなかそれは難しい。 その気持ちを抑えても、抑圧されたイライラが渦巻いてどうしようもなくなる。 だが、Taoにある人は、常人がイライラする状況の中でも至福の内にとどまることができる。 天が与えた「今」に生き…

「よろこび」には二種類ある 陰陽のバランスで成り立つ「喜び」とそれを超えた「悦び」だ 人間を恒久に幸せにするのは

「喜び」ではなく 「悦び」だ 「幸せと苦労は、誰でも半分半分与えられている」 「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」 確かにそうだ。しかし、この場合の幸せや楽とは、「喜び」のことだ。 大金が手に入った。有名になった。大願が成就した。 これらはすべて…

「好き」なる次元の如何で すべては決まる より高次元の「好き」に生きよう

多くの友人や恋人を求め、求めても孤独にとどまる人がいる。 反対に、求めているわけでないのに、豊かな関係性の中にある人もいる。 愛を得られない人は、何かと葛藤し続けている。 そこから抜け出すには、それとは逆をすればいい。 自分自身を受け入れる。…

幼子のような遊び心が 人に輝きを与え 感動を与え 創造を与える 遊び心の奥には聖性(Tao)があるからだ

どんな芸術も遊び心を失ったら生まれてはこない。 遊び心は、人間に豊かさを与え、大きくさせる。 遊びとは、「悦び」のヴァイブレーションに順うことだ。 どんなに小さく見えることでも、ワクワクの奥には、大きな世界がある。 宇宙がある。その奥で、人はT…

真の愛へ至るには 善悪の基準で人を見てはならない

戦争では、互いの国が自国こそ正しいと信じている。 人と人とのいがみ合いも、自身が正しいと信じている。 「正しい」と「正しい」の争いが、人間の戦いの歴史である。 「正しい」を超え、なぜ私たちは今傷付け合っているのかの視点に立つ。そして正しさから…

老子 タオコード③

みなさん。 こんばんは。 本日は、老子のタオコードの魅力を感じてもらうべくそのあり様をそのまま記事にし ていきたいと思います。 古代文明の片鱗が感じられる村が中国の奥深くにあります。 それは、老子のタオ・コードを脈々と引継ぎ現在に至ります。 作…

無限なる自由か 耐え難き孤独か それを決するものこそ 性である

空間を超えて万物と一つとなり、時間を超えて未来を変容させ、創造する、そうした人間の意識本来の働きは性エネルギーとともにある。 老子が暗に語る性エネルギーとは、生命だけでなく、宇宙そのものの本質であり、すべてがそのエネルギーにより、悦として活…

人生は逆説の法則に貫かれている

得る者は失い 与える者は得る 高くする者は低くされ 低くする者は高くされる 聖書の中のキリストの言葉は、老子と共通するものが多い。 キリストは、「自らを低くする者は高くされる」と言い、老子は、「柔弱なる者は最も強い」「真の王者はよくへりくだる」…

宇宙は円 その中心はTao この中心なるゼロ点から すべての幸せと、悦びと、美は、生まれる

円を描くには、まず中心の一点を決める。 その一点によって大きな円も小さな円も描ける。 中心とは、広がりがわずかでもあったらブレが生じ、中心とは言えない。 中心とは、幅的、存在的には無でなければならない。 この無なるTaoゆえに、すべては生み出され…

相対の一方を求めれば 必ずその反対のものがやってくる

正しさを他に求めれば、その人の欠点や不正ばかりが気になって、その人が許せなくなる。自分に求めたとしても、ストレスがたまる。 教師の子供になぜか問題を抱えた子が多いと言われる。 これは、善意で我が子を見てしまう結果である。真に豊かな心の子供を…

自身を極めた分だけ 人は存在を掌握する

世界というものは、一見、自分の意思とは関係なく、あっちで何かが起こり、こっちで何かが起こり、そうした無関係の重なりで運行しているように見える。 自身という一点を極めると、その向こうで、人は新たな宇宙に出会う。 その宇宙は、自身が主人公として…

人は交感にあるとき 不運という不運を遠ざける

宝くじで大金を得た後に、大不運に見まわれるというようなことがある。 何かで成功したと同時に凡人は有頂天になる。 そうなった瞬間、運気のリズムは反転する。それをそうさせてしまうのも、人間のエゴの心、自尊心だ。 ゴルフの世界ではホールインワンをし…

体は人を天へとつなげる係である 心は、体によって天へとつながる 爽快な体は 爽快な心を作り 爽快な運命を形作る

人生が思うようにゆく人であるかどうかは、快感覚力で決まるが、快感覚力を体得する一番の近道は、体本来の動きを会得することだ。 体は本来、爽快なものあり、すべてを知っている。心という陽と、体という陰は、相補完し、抱いた陽によって背負う陰は決まり…

存在という存在は 活動により存在となる 存在するから活動するのではない

学校の朝礼で子供が貧血となり、バタバタと倒れる光景は、めずらしくない。 だが、登校中にバタバタと倒れるということはない。 両者の違いは1つだけだ。 後者は動いているが、前者は動かない。 コマは、回っている間、あたかも生き物のように立ち上がった…

落ちるがまま 大地に身をゆだねた種子たちは 必要なものすべてを吸収し 成長を続ける

性の本質に導かれれば 求めなくても 必要な物事のすべては 舞い込むのである 真の性エネルギーは、存在との間に交感をもたらす。 すべてに愛を流し、悦を与える。 その時、必要な物、必要な人、必要な現象は、ダンスをするように舞い込み始める。 自我の主張…

人には天来のポジションがある 摩擦はその位置から はずれた分だけ生まれる

どうして○○はXXなのだろうか、もっとこうなったらいいのに… そういう現状に不満をもち続け、いっこうに人生がよくならない。 これは、天が与えたあるべきポジションからはずれているからで、実際にはずれている場合と、心理的にはずれている場合とがある。 …

老子 タオコード②

tsuyokidego.hatenadiary.com 老子は太古の文化を愛した人物だ。 老子は文明化により心の文化が失われる中で、ひたすら太古の文化をそのままに守ろ うとした。 だから、彼の世界観は彼の創作ではない。 オリジナルは、はるか太古の人類の理想郷にある。 花を…

否定したくなる何かがあったなら 肯定したい何かへ とことん向かうことだ

誰かの欠点を嫌悪すると、その人はその人で、あなたの中の何かが欠点に見えてくる。短所是正型の教師が子供を成長させられないのは、そのためだ。 自分は人前で話すことが苦手だからと、その是正に取り組む。 がんばってがんばって人前で話そうとするが、が…

実現すべきが実現しないのは

実現すべきが実現しないのは 気付かない心の奥で 自身がその実現を 否定しているからだ Taoの世界では 望むことと与えられることは 完璧に一致している。 人間は望んだ通りに物事が進むようにできている。 望んでいるのにそうらならないのは、自己否定がある…

人は 欲に従えば破綻し 快に従えば成就する

人間が自然のリズムに乗り、 天の導き通りに歩もうと思ったら、快に感じ、悦びに感じる。その感覚に従うことだ。 何かにとらわれることもなく無条件に沸き起こる鼓動、それが「悦び」の導きであり、「快」である。 これは、宇宙につながったがゆえの感覚であ…

人生はツキで決まり ツキは快の充足度に正比例する

逆から考えてみよう。 快の反対は不快である。イライラする、嫌いだ、憎たらしい、不満だ、不安だ、損をした等々。 こうした不快の感情にある時、人は本来の才能を発揮できない。 心はイライラする対象にとらわれ、憎たらしい相手を連想し、嫌なことで頭が一…

どうして神様は

どうして神様は 私をこんな目に遭わせるのだろう なぜ助けてくれないの と、あなたが思ったとしたら あなたは あなたの望むその神様の導きに 今一番近づいている まったく自分は悪くないのに、なぜこんなに不合理な苦しみを受けなくてはいけないのか。神様に…

誰かにあこがれ 何かにトキメキを感じた その深さと質の分だけ あなたは誰かのあこがれとなり 何かの光となる

出会う一つ一つの出来事や存在が逐一、尊いと感じられるような人は、逆に周囲からもその人自身が尊く観えるものだ。 まわりが輝いて観える人は、その人自身が輝いている。 自身が外界を認識したその通りの認識で自身が決まる。 多くの偉大さを見る人は、いず…

信念とは

信念とは 時を見通すことを言う 分かれが来れば 出会いが来る 崩壊が極まれば 創造が始まる 必ずそうなる ただし ただし それには少しの時が必要だ 自然界の危機が新芽の始動を始めるのは、極寒の時期である。 極寒を全身で感じることで、見えない未来へのト…

創造の崇高度は 弛緩の深度に正比例する

手を抜くことのすべてをよくないことと考える人が多い。 しかし、「深い弛緩の時にこそ、新たな始動が始まる」のが自然の摂理だ。 ニュートンの偉大な発見のほとんどは、疾病が流行したために大学を休んだ20ヶ月の間に起きたという。 大学から離れたとたん…

老子 タオコード①

わたしの記事では大賢者である老子先生からのお言葉が中核となっています。なので、いまひとつ分かりやすくご説明できたらいいなってことで書いていきたいと思います。そしてタオコードとは隠された秘密にされてきた言葉で次のような意味となっています。 で…

Taoの領域は体感の中にある 人は体感を極める時 時を超え時を操る

未来は予感の段階で決まる。 ある歴史上の武術化は、対戦する前に勝つという予感がなければ勝てないと言っている。 彼は、負けるかもしれないという予感がよぎった時、勝つという予感に変わるには、何をどうしたらよいか、体験的に把握していたに違いない。 …

因の世界では 何の関係もなく見える 陰と陽とが 互いに結びついている

老子は、すべては関係性の中にあるという。 たとえば、何か一つのとても好ましい物事が進展中だとする。 しかし、その一方で自分にとって理に合わない不愉快な物事が、まったく何の関係のないところで生じることがある。 自分の意識する対象の中で生じている…

天命通りの生き方は 現実への対応からでは始まらない それは 自身を真に受け入れることから始まる

何かを変えたいと思って自分と戦う。 何かと戦う。 しかし、どうあがいても物事はよくはならない。 これは1つの法則だ。 結婚したいと思いながら何年も相手が現れない。 結婚できないという今の状態と戦う。 「こんな太い脚では相手に嫌われる」しかし、本…

手放し難きを手放せば 得るべきを得る

手放し難きを手放せば 得るべきを得る 新たな生長を前にした木々が、葉を落としてそれに備えるように、人生の流動も、本来は、手放すことや、捧げることから始まる。そして必ずその分だけ、新たな何かを手に入れる。 ところがエゴの心は所有にばかり意義を向…